ダーリンMV 考察というか妄想。

 

お久しぶりです。

不穏なお話が大好きな厨二を拗らせてるオタクです。

Muddy Waterぶりの考察というか妄想でございます。

妄想でございます。

 

今回はこちら。

 

 

 


【SLH×MeseMoa.×K'suke】ダーリン踊ってみた【MV】

 

 

 

不穏の極み。

 

 

 

このMVは何を表しているのか?一体どんな環境で、白い服を着た彼らは何者なのか?

私が考えたのは、

 

 

「多重人格者の脳内」

 

 

多重人格は肉体的・精神的な激しいショックや痛みから自身を守るために生まれると言われています。

(まだ心のバランスを取ることができない幼少期に、虐待などの「耐え難いこと」を慢性的に感じることにより発症することが多いとか。)

 

 

愛すべき「ダーリン」は主人格である、サムネの"彼"。

その他の青年たちは様々な感情を引き受ける交代人格。

 

交代人格は

「肉体的な痛みを引き受ける者」

「忘れたい記憶を引き受ける者」

「憎しみの感情を引き受ける者」

「暴力的な衝動を引き受ける者」

など、それぞれが何かしらの役割を担っています。

彼らの存在意義は自分たちの身をもって"彼"を痛みから切り離し、"彼"の精神状態を平穏に導き守ること。

 

 

 

そんな"彼"はある日、恋をしました。

 

 

― 魔法みたいな 夢みたいな ファンタジックな物語

 

 

しかし恋愛に痛みは付きもの。

どこかしらで必ずエラーな展開が起きる。

また彼が苦しみを味わってしまう。

交代人格のおかげで、安全な場所で幸福だけを感じながら生きてきた"彼"の「世界」が脅かされている。

 

交代人格たちは結託し、"彼"に負担をかけないよう、愛する人から気持ちを遠ざけようとします。

 

しかしそんな柔な方法ではうまくいかない。

 

彼らは1つの結論を導き出します。

 

 

 

『"彼"の愛情を消せないなら、"彼"の愛する人を消してしまえばいい。』

 

 

我々の守るべき愛しい"彼"が、人を愛することは許されない。

 

 

交代人格たちは深くに眠っていた本能的な「破壊衝動」の人格を呼び覚まし、愛する人を手にかけてしまいます。

 

"彼"自身が意識を取り戻したとき、愛する人は既に冷たくなっていました。

 

何が起きたのか覚えていない。

しかし、"自分がやってしまった"。

 

結果的に、交代人格たちが遠ざけようとした「耐え難い苦しみ」を"彼"は再び味わうことになります。

 

あまりのショックに意識を失う"彼"。

 

いっそこのまま表に出て辛い現実を見る必要はないのではないか?

交代人格たちは真実を"彼"に知らせ、"彼"を意識下に幽閉することにしました。

 

しかし全てを知った"彼"の怒りと絶望は想像以上に大きく、交代人格たちが引き受けられる感情のキャパシティをも超えてしまいます。

 

彼らに守られていたはずの脳内がショートし始める。

秩序が保たれていた脳内に革命が起きる。

 

主人格である"彼"の力は凄まじく、"彼"の怒りによって全ての交代人格たちは消されてしまいます。

 

 

 

―愛の脳内レボリューション!

 

 

苦しみを引き受ける交代人格がいなくなった今、愛する人を失った耐え難い痛みに"彼"は

 

 

 

 

 

 

広いはずなのになぜか空虚で閉鎖的な印象を受ける空間は"彼"の脳内。

白く傷つけられたボロボロの服は幼少期の被虐体験。

包帯の位置が全て違うのは、引き受ける役目が違うから。

 

 

「魔法みたいな 夢みたいな ファンタジックな物語が 世界に感染 愉快に蔓延」

物語は愛情。

世界は"彼"の脳内。

 

「待って、そんなの聞いてないってば!」

交代人格たちの焦りと怒り。

先程まで笑顔でひらひらと舞っていたのは、愛を覚えて浮かれる"彼"の真似をする交代人格。

このフレーズで突然鋭い表情になり、次の瞬間、別の交代人格が現れます。

 

彼らは結託して"彼"の気持ちを愛する人から引き離す作戦を開始しました。

 

 

「脳細胞に今、叩き込め"わからないことだらけ"を」

"彼"は交代人格の存在を知らず、また交代人格が表に出ている間にしたことを覚えていません。

記憶が抜け落ちている間に何が起きたのか。何故記憶が抜け落ちるのか。

 

「いつも いつも 誤魔化してばっかりね」

何故愛する人が自分に対して怒っているのか。

"彼"にはわかりません。

 

「言えない 消えない 思い込め」

消えないのは愛情。

 

交代人格たちは"彼"と愛する人が別れるように試行錯誤しますが、"彼"の愛する気持ちは依然として変わりません。

 

作戦は失敗です。

 

 

"愛の強制ミューティレーション!"

 

ミューティレーション=切断・切り離すこと。

それまで"彼"自身に負担をかけないように行動してきた交代人格たち。

しかしそれではうまくいかない。

彼らは"彼"の意識を強制的に切り離し、深い場所にいた「破壊衝動」を呼び起こします。

 

 

「待って、こんなの聞いてないってダーリン?」

 

全部「ダーリン」がいけないんだからね。

"彼"の愛情を消せないなら、"彼"の愛する人を消してしまえばいい。

 

 

"愛の顔面ストレート!"

 

 

間奏は「破壊衝動」を持つ人格の独壇場です。

他の交代人格たちはその様子をただ見つめるだけ。

 

"彼"の愛する人は、"彼"が知らぬ間に、"彼"自身の手により殺されてしまう。

 

そんなことをすれば恋愛の痛みどころではない壮絶な苦痛を味わうことになる。

 

しかし交代人格たちはそれに気がつくことができませんでした。

交代人格の"彼"に対する愛は、既に「異常」なものとなっていたのです。

 

 

 

 

  

1番サビ以降では一人だけが中央に出る特徴的なフォーメーションが多いです。

交代人格はたくさんいますが、彼らのうち誰か1人が中央(=表)に出てきたとき、主人格である"彼"は端の方(=意識下)にいます。

 

 

「生細胞に今流しこめ"耐え難いことだらけ"を」

耐え難いこと=愛する人の死。

それも気が付いたときには自分で手にかけていた。

 

「冷たい ふれあい 遊ばないで」

愛する人が冷たくなってしまってもなお愛することをやめない"彼"。

しかし交代人格たちはそれを許しません。

 

極度の苦しみに晒された"彼"の意識は揺らぎはじめます。

 

(音・振り付け、すべてが一度ストップ=意識を失う。

 倒れこんでいる体勢から逆再生のような動き=意識が戻る。)

  

「言えない 消えない 思い込め」

 

必死にもがき、表の意識上に浮上しようとする"彼"。

今浮上すれば"彼"が傷ついてしまう。

抑え込もうとする交代人格たち。

 

  

"愛の眼球アイスピック!"

 

 

交代人格に抑え込まれた"彼"は意識下へ。

(アイスピックの青年は交代人格ではなく、場面転換のスイッチャーとしての役割。)

 

「好きな人の好きな人ってだけで嫌い」

「狂った未来に迎合 終わった抵抗」

憎むべき相手を殺せば"彼"の精神にも平穏が戻る。

万事解決のはずが、交代人格たちが想像していたのとは全く違う結末になってしまいました。

 

 

「いっそこのまま目を塞いで」

"彼"に苦しい思いをさせてはいけない。"彼"が辛い現実を見る必要はない。

そうだ、"彼"をこのまま意識下に幽閉してしまえばいい。

 

 

「知って後悔 望んだ将来」

交代人格たちはついに、自分たちの存在と、"彼"にとってわからないことだらけだった真実を打ち明けます。

 

 

「ファンタジックなすったもんだが 頭脳に感染!危険に発展!」

全てを知った"彼"は強い怒りと絶望を覚えます。

自分と愛する人をこんな目に合わせた交代人格たちを許さない。

主人格である"彼"の怒りは強い力となり、脳内に広がっていきます。

 

 

「まってこんなの聞いてないってダーリン?」

保護の対象だった"彼"によって、自分たちの存在が脅かされている。

こんなに強い力があるなんて聞いてない。

 

「とろけそうな三叉神経 壊れそうな群居本能 崩れそうな情を前に」

ショートしていく脳内。

ついに交代人格たちは"彼"のパワーに打ち負けてしまいます。

 

 

"愛の脳内レボリューション!"

 

 

 

愛する人を"彼"の手によって失い、

今まで苦しみを引き受けてきた全ての交代人格たちも"彼"によって消され、

そして一人になった"彼"自身もーーー